Debug Writer ルネサス対応 DW-R1

Debug Writer ルネサス対応 DW-R1

DW-R1


  • ルネサスのデバッグインターフェース H-UDI、AUDに対応したオンチップデバッガ
  • H-UDI、AUD経由で内蔵、外付けフラッシュの書き込みをサポート
  • H-UDI対応のRX、SH、H8SX、H8Sに対して、これ1台で対応
  • 高機能デバッガソフトCode Stageを標準装備
  • 製造現場でフラッシュ書き込みが簡単におこなえるライタソフトCode Writerを標準装備
  • オンチップ、AUDトレースをサポート
  • 3.5インチQVGAカラー液晶ディスプレイを搭載、パソコンがなくても操作可能
  • スイッチでプログラミングモードを選択すればワンプッシュでフラッシュ書き込みが可能
  • RAMモニタやデュアルコアのトレースを実現するDXオプションは標準装備
 

概要

対応CPU
 RX、SuperH、H8SX、H8S
価格
 下記の「構成例と価格」を参照ください
標準納期
 納期1週間で発送
その他
 ルネサス対応版とARMコア対応版とは別本体になっています

構成例と価格

ルネサス対応Debug Writer 型式:DW-R1
     標準価格:\380,000(税抜)
     ダイレクト販売価格:\361,000(税抜)

①本体
②14ピンH-UDIケーブル
③36ピンAUDケーブル
④RESET OUT用クリップ
⑤デバッガソフト
⑥USBケーブル
⑦ACアダプタ(LAN接続時使用)

 

仕様

対応CPU RX、SuperH、H8SX、H8Sファミリでオンチップデバッグ機能が搭載されているCPUに対応
対応電圧 1.2~5.5V
ターゲットI/F 2.54mmピッチ14ピンMILコネクタ、36ピンMDRコネクタ
(オプションで38ピンMictorコネクタに変換可能)
H-UDI、AUD
プローブケーブル長 プローブ先端ケーブル約250mm
H-UDIクロック 1.88MHz、3.75MHz、7.5MHz、15MHz
AUDクロック 10MHz、25MHz、30MHz、50MHzまたは分周比指定
ホストとの接続 USB2.0 High-Speed/USB1.1 Full-Speed100BASE-TX/10BASE-T
外形寸法 約80(W)×165(D)×35(H)mm(突起物含まず)
質量 350g
電源 USB接続 パソコン本体からバスパワー供給(付属の専用ACアダプタを使用も可能)
LAN接続 DC5V 付属の専用ACアダプタを使用
液晶 3.5インチQVGAカラー液晶ディスプレイ
表示方向やバックライトの明るさは変更可能
電圧測定機能 Max6.0V、計測単位5.9mV
対応フラッシュ 内蔵フラッシュ、外付けNOR型パラレルフラッシュ、外付けNOR型シリアルフラッシュ(RXやSH7260シリーズでRSPIに接続されたもの)
トレースメモリ 32Mバイト(2Mフレーム)
RESET OUT端子 コマンドからのリセット時の信号出力

 

DSシリーズのDXオプションについて

この機能はDWシリーズでは標準で搭載されています

デュアルコアのトレースに対応

標準では対応できなかったSH7786/SH7265/SH7205のトレースなどマルチコアのトレースに対応します。

RAMモニタ機能

RAMモニタ機能は実行中に任意のアドレスのデータをサンプリングします。
サンプリングしたデータは以下のように処理をします。

  • 実行中、常に最新の値を専用ウィンドウに表示
  • タイムスタンプ情報を付加してCSVファイル形式で出力します
    タイムスタンプは0.1μSベースの40ビットカウンタとなっています。
サンプリング・データ数

256Byteまたは256点(型:Byte,Word,Dword)のデータをバッファリング


このダイアログで簡単に設定できます。

サンプリング周期

RAMモニタは専用のタイマを使って正確な周期でサンプリングするようになっています。サンプリングの周期は1mS~4294Sまで選択可能です。また、サンプリングは取りこぼさないようにトレースメモリにバッファリングしています。

リアルタイム性の保持

ターゲット、CPUに合わせてさまざまな取り込みモードを用意(H-UDIモニタ方式、AUDモニタ方式、Break Read方式)しています。

H-UDIモニタ方式

SH-4A、SH-2A、SH2A-FPU、SH2A-DUALコアのCPUと一部のSH-2コアCPU(SH7080シリーズとSH7146,SH7149グループ、SH/Tinyシリーズ)で選択可能。
H-UDI経由で実行中もリアルタイム性を保持してメモリリードが可能。

AUDモニタ方式

SH-2EコアのCPUと一部のSH-2コアCPU(SH7047とSH7144, SH7145グループ)で選択可能となり、AUD接続時に使用可能。
AUD経由で実行中もリアルタイム性を保持してメモリリードが可能。

Break Read方式

一度、内部的にブレークさせてメモリリードしますので、全てのCPUで選択可能です。
但しリアルタイム性が失われます。

トレースビュー機能を搭載

トレース情報をグラフィカルに表示することにより実行履歴が把握しやすくなります。