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■BJシリーズ特徴 BJシリーズの特徴へBJシリーズ仕様
概要
BJシリーズは単機能にして月、惑星から星野まで撮影できる小型軽量の冷却CCDカメラです。機能を絞ることによりコンパクトかつ低価格を実現しました。これから冷却CCDカメラをお考えの方に最適なBJシリーズと言えるでしょう。また、 BN/BT−200シリーズのオートガイダとして使用することもできます。
BJ-42 BJ-40/41 BJ-30シリーズ
(旧製品)

特徴

  1. CCDの特徴
    BJ-40はHADセンサの採用により高感度、低暗電流です。コストパフォーマンスの高いCCDです。
    BJ-41はHADセンサを基本構造とした近赤外領域まで含め、大幅に光の利用効率を向上したEXview HAD技術により高感度、低スミアを達成しています。
    (EXview HAD CCDはソニー(株)の登録商標です。) 
    BJ-42は正方大受光面積(15.16×15.16mm)を採用した400万画素CCDです。感度もカラーバランスも今までのBJシリーズ同様大変優れています。
  2. 小型軽量,低価格
    BJシリーズはカメラとコントローラを一体化してスマートなデザインにしました。小型でありながら冷却ファン、水冷ユニットを搭載して夏場の冷却も十分に配慮した設計です。重さは500〜550gと接眼部に加わる力も最小限に抑えてあります。
  3. 接眼部を外せば標準マウント
    BJ-40/41シリーズでは望遠鏡との接続は31.7mmのアダプターが付属していますので簡単に接眼部に取り付けできます。アダプタを取り外すとCマウントになりますので、市販のCマウントアダプタを使い各種カメラレンズ等も取り付けできます。
    BJ-42シリーズは望遠鏡との接続は50.8mmのアダプターが付属しています。アダプタを取り外すと Tネジ(M42 P0.75)になります。
  4. 高速電子シャッタ
    BJ-40/41では0.001秒からシャッタスピードを選択 できますので、太陽面や月面・惑星など高速シャッタを必要とする天体にも威力を発揮します。(0.01秒より速いシャッタスピードではオプションのメカニカルシャッタをお使いになることをお勧めします。
  5. 転送スピードが速い
    400万画素約4.5秒,140万画素約4.4秒,45万画素約1.6秒と驚異的なスピードで画像転送をします。また、中央撮影機能では最高で1秒に約4コマ撮影できますのでピント合わせも楽です。
  6. 手軽にカラー画像も楽しめる
    カラー冷却CCDカメラでは、デジタルカメラで使用されている単板式カラーCCDを採用しています。RGBのフィルタが付いているアンチブルーミングゲート付きのCCDチップと考えてください。BJシリーズで採用しているCCD素子は青感度が強いので、カラーバランスも良好です。また、ビニングすればモノクロ撮影ができ、LRGB合成のLをビニング撮影してRGBをカラー撮影で仕上げると手軽に良質なカラー画像が得られます。
  7. 高温多湿な日本の風土にあった設計
    日本の夏期における高温多湿の気象条件では、冷却CCDカメラの冷却機能が低下し本来の能力が発揮できない場合があります。そんなときには、水冷を使用して強力に冷却できます。夏期の30℃、湿度80%でも充分性能が発揮できる設計になっています。夏でも安心して使える水冷機能は標準装備です。(ポンプは別売)
  8. エアー機構も標準装備
    強力な水冷方式にてガラス面が曇る場合、ガラスにエアーを送る機構が標準で装備されています。
  9. 通信ケーブルは50mまで延長可能
    カメラとUSB Interfaceアダプタ間を延長しますので、安心して延ばすことができます。
  10. 日本語Windows XP/2000/Me対応による簡単操作
    国産ですから全てにおいて日本語です。また、サポートや修理も迅速です。

機能

Windows98での画面
  1. 初めての人でも簡単に撮影ができる「自動手順ウィザード」
    初めての人、また久しぶりに使用する時に対話形式で簡単に冷却から撮影までの一連操作ができる「自動手順ウィザード」機能を用意。また、メニューやツールバー,ヘルプなどが充実していて視覚的に操作できます。(
    ウィザードとはWindows95でおなじみのユーザー支援の一形態であり、作業を自動化する“魔法使い”のことです
  2. イメージ調整パレットキーボードによる操作の充実
    撮影後は自動的に調整された画像が表示されますが、レベルやコントラスト,カラーバランスがマウスやキーボードにより簡単に手動調整もできます。光害状況の選択や星野,星雲パターンボタン,そして微調整のターゲットにしたい場所を画面上で指定します。後はバーを上下したり矢印キーなどで調整するとそのターゲット領域がプレビュー表示になり確定させると全体に反映されます。
  3. ダークフレーム,フラットフィールドなどは自動処理
    ダークフレームやフラットフィールド及びフラットフィールド用ダークフレームなどのは当然できますが、それらを撮影するとその処理は自動的に行います。また、オリジナル形式で保存するとその時の変換情報や処理されているダークフレームやフラットフィールドなどの情報も保存され、画像ファイルをオープンしただけで画像が再現されます。
    特に良く使うダークフレームは予め撮影しておいて、露出時間や温度に見合ったものを自動的に利用する機能もあります。
  4. 月面・惑星に最適な連写モード
    月面・惑星などシーイングの影響を受けやすい天体では、高速に連続複数の画像を撮影する連写モードを使うことで、シーイングの安定したときの画像を選択できます。
  5. ダークフレームやフラットフィールドの加算平均
    連写機能の時にダークフレームのみやフラットフィールドのみを指定すると指定枚数撮影後にそれらを加算平均した1枚の画像に自動的に仕上げます。
  6. StellaImageのカラーFITSにも対応
    ファイルの保存時にFITS指定もできます。カラー画像の場合はRGB分解した3枚のモノクロFITSに展開することも、アストロアーツ社のStellaImage2以降で読めるカラーFITSで保存することもできます。(StellaImage3以降では弊社のオリジナル形式が直接読めます。)
  7. 楽々フォーカスモード
    ピント合わせは意外に大変です。フォーカスモードで中央のみ連続撮影させれば約0.25秒(+露出時間)周期で画像が換わりますので調整も比較的に楽です。さらに、ピント合わせの対象にしたい領域をマウスでドラッグすれば拡大画像や光量のグラフを表示しますでの調整に役に立ちます。また、過去の最大レベルと今回の最大レベルを数値で表示もしますので、今回が最大値である間は同一方向に調整し、過去の最大値より小さくなったら回し過ぎであることが一目でわかります。
  8. 自動/連続撮影機能
    インターバル(一定間隔)撮影や指定時間になったら撮影する機能です。日時指定ファイルを作り自動撮影も可能です。撮影毎に条件を指定することもできますので、撮影天体により露出時間を変更したり、ダークフレームもいっしょに撮影するなどができます。オプションの自動導入ソフトと組み合わせると導入から撮影まで自動天体観測システムが構築できます。
  9. 無人システムも可能
    コントロールソフトの起動パラメータに冷却コントロールの実行と自動/連続撮影の実行が指定できます。両方指定しておけば、コントロールソフトが起動したと同時に冷却から撮影まで全てを自動で行うことができます。また、コントロールソフト自身の終了指定もありますので、Windowsのスタートアップやタスクマネージャなどにコントロールソフトが起動するように設定しておき、撮影情報のファイルをインターネットなどで送るようにすれば無人システムの構築も可能です。
  10. 豊富な画像処理機能
    重ね合わせ,加算平均,3色合成,3色分解,比較用ブリンク,反転表示,拡大縮小など機能も豊富です。また、ヒストグラムや対数変換,ダークフレームやフラットフィールド値の補正,空のレベルの均一化など便利な機能がたくさんあります。
  11. 自動導入対応(オプション)
    冷却CCDカメラ・コントロールソフトから高橋製作所社のTEMMA/PC/2をコントロールして天体の自動導入及び撮影ができます。恒星データ300個、NGC,IC天体13000個が登録されており、メシエ検索も簡単にできます。また、天体のユーザー登録もできます。自動/連続撮影でのファイル指定ではテンマの設定もできますので、無人で一晩中撮影することができます。
  12. インターバルトラッキング機能
    インターバルトラッキング(Interval Tracking)とは、定期的に赤道儀をコントロールすることにより複数枚の画像を自動的に撮像およびコンポジットして、良質な画像を得る機能です。詳細はこちらへ

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